テディベア入門:白タグ、黄タグって何?
黄色タグ、白タグとはシュタイフ社のテディベアの左耳についているタグの種類のことを言います。
黄色タグは定番商品につけられます。現在の赤い文字で社名がスタンプされたタイプのものは1986年から使われています。
白タグには2種類あり、白地に黒文字で書かれているものは限定品のレプリカ(復刻版)を意味し、赤文字で書かれているものは国別等の限定物を意味します。
このようなタグがつけられるようになったのは次のような話しがあります。
シュタイフ社のテディベアが大人気になり始めるとシュタイフ社の製品を真似した粗悪品が続出しました。シュタイフ社にとってそれは大きな問題でした。そんなあるときシュタイフ社の生みの親マルガレーテの甥フランツがベアの左耳にシュタイフ社のロゴの入ったボタンを取り付けるというアイデアを思いつきます。
これが最高の芸術品としての証とされるようになる「ボタン・イン・イヤー」の誕生になったというものです。このタグは時代により様々な形をなし、それを見ることでいつの時代作られたのか判断する基準にもなります。
最近のヨーロッパ等の蚤の市で出されているアンティークテディベアには価値をつけるためにシュタイフ社でないベアにタグをつけ売っているものもたくさんあるようです。そのような場所で購入する際は充分注意しなけらばなりませんね。